結婚して埼玉県に住んでいましたが、夫が田舎に住みたい、サーフィンのできる海の近いところに行きたいと言ったのをきっかけに引っ越しを決めました。他の市も検討しましたが茂原市はお店も充実していて買い物や日常生活には困らないし治安も良いところで気に入りました。道を歩いていても小学生が挨拶をしてくれるような地域性もあり、妊娠中でしたのでここで子供を育てたいと思いました。

出産後は保育園に子供を預けることも考えましたが0歳児からは費用も高いこと、保育園での事故などの報道もあり、託児所のある授乳できる病院を探しました。
親や親せきが近くにいないので、子供が病気の時などのことを考えると就職は難しいのかなとも考えましたが、菅原病院は見学に行ったときにスタッフの皆さんが優しく、子育てにも理解があったこと、託児所の先生も優しい方だったので入職を決めました。
部長さんと相談して、子供が小さいし仕事に慣れるまでは短時間勤務（半日勤務を週3回）から始めることにしました。

子供が体調を悪くして突然休んだこともありますが、皆さん、快く勤務を代わってくれます。
大学病院とはずいぶんと看護の内容も違うのですが、分からないことや得意でない処置も優しく教えてくれて、時間がかかったりしていると先輩たちから声をかけて手伝ってくれました。
分からないことは自分から質問したり聞くようにもしていますが、やはり声をかけてもらえるというのは嬉しいです。
急な休みをもらった後、次の勤務のときにお礼にお菓子を持って行ったのですが、「子育てはお互い様！そんなことは気にしなくていいんだよ」と言ってもらって心が熱くなりました。

患者さんとの距離が近くそれぞれの患者さんの話をよく聞いて看護プランを立てます。食事を食べられない患者さんの話を親身になって聞いたり、ご家族の意向を何度も聞いて看護プランを何度も調整して在宅復帰に向けて看護師皆が介入していきます。それは大学病院では経験できなかったことです。
時にはお看取りになる患者様もいらっしゃるのですが、その時にも看護師がご家族に寄り添って丁寧に対応するので、この病院に来てよかったと思いました。

子育て中の看護師さんはいつでも相談できる同僚がいるので、安心です。
今は子育てでお世話になってばかりですが、ここに長く勤めて、いつかは子育て中の看護師さんの助けになりたいと思っています。